口の周りのニキビは、思春期よりも大人になってからできることが多いです。
思春期は額や頬に多くできる傾向があります。
思春期と大人では、ニキビができる仕組みが異なります。
思春期の場合は、成長ホルモンの分泌が活発化して皮脂が過剰に分泌されるようになります。
それが毛穴に詰まってニキビとなるのです。
しかし、大人は成長ホルモンの分泌量は減少するわけですから、ニキビの原因が他にあるのです。
そして、その原因は一つに特定されるわけではなく、さまざまな要因が絡み合って肌に悪影響を及ぼしています。
ストレスや健康状態が口周りのニキビに
口の周りのニキビは、胃や腸などの消化器官が弱っているときにできやすくなります。
なるべく消化の良いものを食べるようにし、肉類や甘いものを控えることで解消することができます。
また、ストレスが溜まっていると口の周りに、ニキビができやすくなります。
十分な睡眠と休息をとることによって、口の周りのニキビを解消することができます。
これらの生活習慣の改善をはかってもなかなか口の周りのニキビが解消されない場合には、洗顔やクレンジングの見直しを行います。
洗顔料やメイクがしっかり落としきれていないと、毛穴が詰まりやすくニキビができやすくなります。
ニキビを隠すためにファンデーションを使うことがありますが、化粧品も毛穴を詰まらせる原因になりますので、なるべく避けた方が良いでしょう。
かえって悪化してしまうことがあります。
女性の場合は、生理前などに、ホルモンのバランスが崩れて口の周りにニキビができることがあります。
これは生理が始まるとすぐに治まるので、それほど心配することではありません。
あまりにひどいニキビができてしまったら、皮膚科の医師に相談します。
薬によって治療することができます。