ニキビというのは、毛穴の皮脂が毛穴の出口をふさぎ、古い角質がはがれおちにくくなり、そこに埃や古い角質がたまっていき、菌が繁殖した事により出来る炎症です。
毛穴が大きく広がっている方は、ほおやあごにホコリなどがたまり易い為、このあたりに出来やすいのです。
そして皮脂分泌量が多めの方は額から鼻にかけてのTゾーンにもニキビができやすくなっています。
とは言っても、毛穴の小さい方でも、ニキビは出来ますので注意が必要です。
ニキビが出来たからと言って、何度も洗顔をしたり、乳液を付けないというのは間違いです。
また、毛穴の皮脂が気になるからということで収れん化粧水ばかり使うのも、考え物です。
収れん化粧水は、毛穴を閉じ、ニキビが出来るのを抑える化粧水ですが、
ニキビができやすいお肌には、保湿タイプの化粧水のほうが、おすすめです。
また、さっぱり感を重視しすぎて何度も洗顔したり、乳液を付けないのは、
肌が乾燥して逆にニキビが出来やすくなってしまうので注意しましょう。
生活習慣を見直して毛穴をきれいにする
そして毛穴の中の皮脂の質によっても、ニキビができやすくなりがちです。
サラサラな血液と、ドロドロな血液と同じで、皮脂の質にもサラサラな脂とドロドロの脂の質があります。
サラサラな脂は皮脂を詰まらせず、肌のバリアとして適切な働きをしてくれます。
脂の質を良くするためには、胃腸の調子を整えるのが一番です。
糖類や脂肪分を取りすぎる高カロリーな食事は避け、お肌のためにビタミン豊富な野菜やフルーツ、そして腸内環境を整えるヨーグルトなどを摂る食事を心がけましょう。
また、ストレスを長時間感じ続けていると、胃腸の調子が悪くなり、消化機能が低下します。
せっかくお肌の栄養のための食事をしても、スムーズに行き渡らずにお肌が乾燥したりターンオーバーが乱れたりしがちです。
ストレスを感じることがあれば、週に1日でもリラックスできる時間をとるようにしましょう。
また、喫煙や飲酒も、毛穴を広げ、ニキビが出来やすい肌になる原因とされています。
止められるものがあれば、止めましょう。