乾燥肌の原因として考えられることに、季節ならではの気候があります。
特に秋や冬にはお肌が乾燥してしまいますね。
これは、空気が乾燥しているというだけではなく、お肌の機能も関係しているのです。
冬に気温が下がることによって皮膚にある血管が縮んでしまうために、流れる血液の量が少なくなります。
血液は体の中で栄養分を運ぶために流れているものですから、お肌の細胞を作る栄養分が運ばれなくなってしまうのです。
さらにお肌の表面を覆う皮脂やお肌の水分を保つ役割のあるセラミドという細胞間脂質も減ってしまいます。
それによって、お肌は水分が保たれなくなり、栄養を失い、さらに皮脂がないために水分がどんどん蒸発してしまうのです。
水分や栄養が足りないお肌は、細胞の再生能力も衰えているためにお肌が本来もっているバリア機能も衰えてしまいます。
そしてまたどんどんお肌の乾燥が進んでいくのです。
間違えた洗顔方法も乾燥肌の原因に!
乾燥肌の原因として、洗顔のしすぎということも挙げられます。
洗顔によってお肌を覆っている皮脂を過剰に奪ってしまい、お肌の表面が持っている水分がどんどん蒸発してしまいます。
皮脂を過剰に落とすことがないように、自分のお肌に合った洗顔料を選ぶことが大切です。
また、泡をあまり立てずに洗ったり、こすり洗いをすることも乾燥肌の原因となります。
お肌の表面には角質層というものがあります。
これがこすり洗いをしたり泡が不足している状態で洗うことによって破壊されてしまいます。
角質層が壊れることによって、お肌が水分を保てなくなるために、乾燥肌となってしまいます。
乾燥肌の原因としてホルモンのバランスも挙げられます。
男性ホルモンの分泌が年齢を重ねると減っていきますが、それによって皮脂の分泌が減りお肌が乾燥するようになるのです。