ニキビ跡が色素沈着を起こすことがあります。そしてシミのように見えるのです。
ニキビ跡の色素沈着のケアをするには、ただ美白化粧品を使えば良いというわけではありません。
どのようにして色素が沈着してしまったのか、色や場所によってその原因が異なりますので、それに合ったケアをするように心がけます。
例えば、皮膚が紫色になってしまうことがあります。
ニキビが炎症を起こしてつぶれ、出血した後にこうなってしまうのです。
このような色素沈着は、血液が含むヘモグロビンが起こしています。
ニキビの周辺ある毛細血管が炎症によって破壊され、ヘモグロビンが染み出すのですが、 それが他の老廃物と一緒に体外に排出されることができず 肌に残るために紫色に見えてしまうのです。
紫だけではなく、茶色のシミができることもあります。
これは、日焼けのシミと同様メラニン色素が関係してできます。
メラニンは紫外線などお肌への刺激によってできるものです。
つまりメラニンは、体をこれらの刺激から守るために生成されます。
メラニンは最初は表皮の奥にできますが、お肌の機能が回復するにつれて
だんだん外に排出されます。
そして表皮にメラニンが留まる時期にはそれが茶色いシミのように見えます。
色素沈着も ケアで消してゆこう!
ニキビ跡のシミが茶色い場合には、メラニンを除去することと 新陳代謝を活発化させることが大切です。
そのために、ビタミンC誘導体や水溶性ビタミンC誘導体によって、ビタミンCをお肌の奥のメラニンに作用させる必要があります。
最近では、油溶性ビタミンC誘導体や進化型ビタミンC誘導体などがあり、
お肌の奥の真皮や皮膚細胞にまで浸透します。
ですから、直接お肌の奥にあるメラニンに働きかけることができるのです。